百田尚樹はなぜ子宮摘出発言で炎上?動画は?何があった?

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こんにちは、すがらです!
11月9日、何気なくSNSを見ていたら、作家の百田尚樹さんと子宮摘出という組み合わせがトレンド入りしていました。

百田尚樹さんが子宮摘出…したの?まさかそんなわけ

トレンドは時たま関連性の薄い組み合わせを見かける時もあるので、それかなーと思い何気なく開いてみると、炎上していました。

発言もとは動画だそうなので、どの媒体でどんな状況で何があったのか、調べてみました。

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百田尚樹が子宮摘出発言で炎上なぜ?

作家の百田尚樹さん、たびたび発言が注目を集めていますが、11月9日にはある発言がX(Twitter)の上位にトレンド入りすることとなりました。

トレンドのキーワードは『子宮摘出』。
ワードを見るだけでも心がざわつく、なんだか穏やかではない状況です。

ドラマ『となりのナースエイド』の原作を手がけた医師の知念実希人先生もこのトレンドを気にかけ、先進医療の話題かと思いきやあらぬ方向性に失意をあらわにしました。

元動画は?何があった?

元動画を調べてみると、YouTubeで生配信を行なっている『あさ8時!』の11月8日の放送第494回目でした。

この放送回では有本香さん、ゲストの森下つよしさんと共に百田尚樹さんが党首を務める日本保守党の国政政党になるということで話題は政治が主でした。

トピックは全部で10項目ありましたが、炎上したのはその中でも最後に話題に上がった『直近10年間の出生減少率ワースト1位秋田県41.5%』というテーマの中の発言でした。

ここ10年といえば東北大震災があり、まだまだ爪痕が残されている地域です。
最初はそのようなそもそもの人口減少が話題となり、出生率は『そもそも結婚していない方』と『結婚していても子供を産まれない』という2つのパターンを挙げた上で経済的理由が出生率に影響しているとも語っていました。

それはそうですね。

問題となった発言は1時間22分あたりからです。
(動画はその近辺から再生されます)

同様に東アジアでの出生率減少に話題が移り、以前は『多種多福(子供が多ければ幸せが多い)』という価値観があったものの現在はそれが『女性の社会進出にとって負担になった』と急激な変化があったと有本香さんが指摘しました。

そこで出生率を上げる対策として百田尚樹さんは「社会構造を変えるしかない」と話し、良いと言っているわけではないが「女性は18歳になったら学校へ行かなくする」などの行動変化が必要と発言。

さらにSF小説的な考えとして「25歳で独身ならば以降は生涯結婚禁止」となると焦って結婚する人が増えるのではないか、と発言しました。

また、女性にはどうしても出産適齢のリミットがありますが、それを目に見える形にするために30歳になったら子宮摘出」と発言しました。

子宮摘出発言の直後には有本香さんがすかさず止めましたが、生放送中のコメントではこの発言を大きく問題視するというよりはあ、これ切り取られるね」という反応でした。

百田尚樹さんは現実的にこの案を推しているというわけではなく、ただ小説の設定的なフィクションとしての考えをつらつら話しているという印象でした。

非常に過激な内容でしたが、そのくらい発想が飛び抜けていないと話題性のある小説は生まれないということでしょうか。

筆者はSFの設定としても聴いているとなんだかお腹がキリッと痛くなりました。

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SNSでの反応は?

SNSで切り抜かれた動画を見ると、確かに何も知らずに見れば百田尚樹さんがこうした考えを推進している風に見えます。

この切り抜きを見た方、流れてきたツイートで大まかな事態を知った方、反応はやはり不安や怒りの声を

子宮摘出とか簡単に言わないで
実際に摘出してる身からすると、そんな簡単な事じゃないよ

子供はもういいと思ってたけど、未だに手術の傷が痛いし、手術後の苦しみを思い出すと今も涙が出てくる
30過ぎたら子宮摘出、なんて恐ろしい発言…正気の沙汰とは思えない

女性は大学進学禁止、25歳以上は結婚禁止、30歳過ぎたら子宮摘出。アフガニスタンのタリバン政権?
なんかこういう思想の根底には、「少子化は、女性のせい。女性は、子供を産む装置」みたいなものがある気がする。

悲しいなあ、子宮摘出ばっか取り上げられてるけど、現役からすれば大学禁止って案が平然とでてきてることのがきついなあ。女にとって大学は、まるで意味の無いことのようにおもってるんだろうなあ。ただ女に生まれただけなのになあ、

個人的には生理も嫌いだし、子供も育てる自信ないし、すごく欲しいと思ったこともない。だったら子宮はいらんやんって生理が始まった時から思ってた。だが、なぜ男に子供を産むなら30まで、過ぎたら子宮摘出しろと言われないといけないの?

この「30歳超えたら子宮摘出」という動画、今アメリカ保守界隈で叫ばれてる「Your body my choice」と一緒だよね…
女の身体のことは俺らが決めると…

こんなに生きにくい世界なのに、子供産みたいと思える方がすごくない?
自分一人生きていくのに精一杯だよ。
なのに子宮摘出に独身税とかなんとか…未来が不安すぎる。

百田尚樹さんもこの前には『結婚しても経済的余裕がないために出産を諦めている人がいる』と現状を理解している発言があっただけに、なぜこの着地になってしまったのかとても残念です。

また、やむなく子宮摘出に至った方の悲痛な声もありました。
手術痕って季節の変わり目であったり癒着があったりで痛む時があるんですよね。

筆者は「今どき珍しいね」と言われながら盲腸の手術をしましたが、秋の寒くなってきた時期は特に何もしていなくてもギュッと痛みます

年齢を重ねて臓器の機能が落ちてくるとますます痛くなるのではと思っていたので、子宮なんて盲腸より大きな部分を切られたらどれだけ痛いんだろうかと考えただけでお腹が痛くなりそうなので、なるべくなら考えたくはないですね。

また、実際百田尚樹さんと対談していた有本香さんも炎上は予想していたよう。

ただ、これは日本保守党としての方針ではなく、あくまでイチ小説家のSF設定として何度か断った上での発言だったということで、特に対処はしないということでした。

また、百田尚樹さんはこれを受けて自分のアカウントでの発言をやめ、日本保守党党首としてのツイートに絞る方針を発表しました。

世界情勢も不穏な動きがある中で不穏な発言には確かに敏感になってしまうものですが、自分は全体の話を通してどう感じるのか、切り抜きだけでなくその経緯を追う姿勢は貫いていきたいなと思いました。

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