パリ五輪柔道の審判の女性は誰?誤審おかしいレベル低い?ビデオ判定の基準は?

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スポーツ
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こんにちは、すがらです。
パリ五輪柔道でまた審判の判断についてSNSがざわついていますね。
7月30日に行われた永山竜樹選手の失神騒動で柔道の審判の判断について波紋が広がっていましたが、今回は31日に行われた男子90kgでもSNSで『誤審では?』『何かがおかしい』とざわついており、またレベル低いとの疑問の声が上がっています。

審判は女性の方だったようですが誰なのでしょうか?永山竜樹選手の時と同じ方なのでしょうか?ビデオ判定の基準も気になりますね。

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パリ五輪柔道の男子90kg級決勝

7月31日、柔道男子90kg級の決勝が行われました。
試合は日本代表の村尾三四郎選手とジョージア代表のL.ベカウリ選手。

村尾選手が残り27秒で、内股を決めたかのように見えましたがその時のポイントは入らず、またビデオ判定もありませんでした。そのことから会場では大ブーイングも。

残り4秒と時間が迫るなか村尾選手が技を仕掛けていくと、ベカウリ選手の隅返しで技ありを奪われ、ビデオ判定により一本負けという結果になりました。

こうした審判側の判定に、会場だけではなくSNSでもさまざまな厳しい意見が飛び交っています。

この前の技で村尾選手が完全に技ありあったのにまた誤審 もう柔道観るのイヤになってきた…

なんで村尾の内股はビデオ判定にすらならんの?指導者によるリクエスト制度とか導入してくれ!

ここまで、審判のレベル低いと明日のウルフ選手、高山選手も危ういんじゃない? こんなんじゃ、まさに勝負に勝って審判に負けさせられる状態。

勝ったと思ったのに。こんなに悔しい銀メダルはない。解説の大野将平氏が言った「ベカウリ選手の捨て身技はたまたまではなく狙っていた。」 まだまだ強くなれる。

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審判の女性は誰?

7月30日に行われた永山竜樹選手の試合では審判が『待て』と言ったことから力を抜いたにもかかわらず、対戦相手のガリゴス選手は締め続けていたことから失神してしまい結果として『負け』という結果に。

あの時は審判は『待て』をかけるべきではなかったと語ったと報じられていましたが、永山選手と同じ審判だったのでしょうか?

気になって調べてみると、永山選手の時の審判はエリザベス・ゴンザレスさんという黒髪の女性の方でしたので、今回の村尾選手の時はブロンドヘアの違う女性審判がついていたようです。

今の所90kg級の審判の方の名前は上がってきていないので不明ですが、これだけ話題になっているとこれまでのように現地報道が動くかもしれませんね。

誤審・おかしい・レベル低いと言われる理由は?

柔道は永山選手・村尾選手だけでなく女子柔道でも疑問が残る審判の判断がされていると度々SNSやテレビでも話題になっています。

どうしてこのように誤審と思われるような判断になってしまうのでしょうか?
調べてみると、柔道の元祖である日本には全日本柔道連盟という団体があり、『国際柔道連盟試合審判規定』という基準があるようです。

国際柔道連盟試合審判規定の内容
  • 審判員と役員
  • 主審の位置と任務
  • 腹心の位置と任務
  • 審判員の動作
  • 試合の場所
  • 試合時間
  • 『抑え込み』の時間
  • 試合終了の合図と同時に施された技
  • 試合の開始
  • 立技から寝技への移行/寝技から立技への移行
  • 『待て』の適用
  • 『そのまま』
  • 試合の終了
  • 『一本』
  • 『技あり』
  • 『技あり、合わせて一本』
  • 『抑え込み』
  • 禁止事項と罰則
  • 『不戦勝ち』および『棄権勝ち』
  • 負傷、疾病、事故
  • 規定に定められていない事態
  • 国内における『少年大会特別規定』

出典:国際柔道連盟試合審判規定(2018~2020)

こちらは2020年までのPDFを参考にしたものですが、日本では非常に細かく分けて規定があることがわかりますね。

しかし、他の国々でもこうした日本連盟の審判規定が同じレベルになっているかというと、試合をテレビで見ている限り、必ずしもそうではないのかなという印象です。

柔道は1951年に国際柔道連盟が設立され、2012年ロンドンオリンピック時点でも約200カ国が加盟していることが明らかになっています。

言語でもそうですが、一口に”英語”と言ってもそれぞれの国によって発音やイントネーションなどが全く異なるように、200カ国も柔道に取り組んでいれば、その規定や教育は大きくズレがあっても不思議ではありませんよね。

それが今回の審判の判断で違和感を感じる大きな原因なのではないかなと感じます。
ただ、それだとゆるい判定をしてしまう審判がいるのが当たり前になってしまうのでは?と思いましたが、実は審判員も選手と同様にランキングが存在するのだそう。

そのランクはIJF(インターナショナル・ジュードー・フェデレーション)の公式ホームページに公表されており、英語ですが2024年5月に新しく公開されていました。

出典:Referees IJF World Ranking

これはどの大会で審判を務めたか、そしてその大会での評価が10点満点中何点かという表記で表されています。

永山選手の時に話題になっていたエリザベス・ゴンザレスさんは18番目の位置にいらっしゃいます。
ランキングに載っているのは52番目の方までなので、そう考えるとエリザベスさんもかなり上の方の審判員であったことがわかります。

日本人はというと、13位に東京五輪で日本人審判としても話題になった天野安喜子さんがいらっしゃいますね。ランキングに載っている日本人は天野さんお一人のみ。

日本柔道連盟のやり方と世界での基準には大きな差がありそうですね。

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ビデオ判定の基準は?

今回、ビデオ判定があったりなかったりして勝敗が決まってしまい、「おかしいんじゃないか!」という声も多く聞かれますが、ビデオ判定を行う基準なんてものはあるのでしょうか?

明確な答えはなかったものの、調べてみると『審判とジュリー』という運営側の微妙な力関係があることがわかりました。

柔道には『ジュリー(審判委員)制度』というものがあり、試合進行を行う審判を監督する審判が別にいるようです。

ジュリーは試合を止めたり審判団と協議する権限があり、導入後は自身のポイントであるにもかかわらず相手のポイントに入ってしまうといったような誤審は減少したものの、完全ではありません。

2000年のシドニーオリンピックで100キロ超級決勝の篠原信一選手の試合で大きな誤審があり、それ以後ジュリー制度と併せてビデオ判定『CAREシステム』が導入されることになり、映像をジュリーが確認することでより厳格な判定ができるようになりました。

2016年からは副審2人もジュリーと共にビデオチェックを行うルールができましたが、審判に対してジュリーが”今の判定は違う!”と介入できる権力があるために審判とジュリーの立場は微妙なようです。

ビデオ判定の明確な基準というのはなさそうですが、あくまで判断は審判が行うということなので、ビデオ判定を強く求めなかったのはジュリーとの判断に差があまりなかったということなのでしょうか。

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